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2024/5/07

BBIX、フィリピンのデータローミング変革に向けてSmartと協業

2024年5月7日
BBIX株式会社



BBIX、フィリピンのデータローミング変革に向けてSmartと協業



BBIX株式会社(以下「BBIX」)は、フィリピンの通信事業者PLDT Inc. (以下「PLDT」) のB2B部門である PLDT Enterprise 、およびその100%子会社である移動通信事業者Smart Communications Inc. (以下「Smart」) と、フィリピンにおけるローミングピアリングエクスチェンジ(以下「RPX」)サービスの提供開始にあたり、協業に合意しました。今回の協業は、BBIXの先進的なL2接続を活用し、インバウンド・アウトバウンドのデータローミングサービスを強化する世界に類を見ないサービス品質を実現する上での大きな飛躍を意味します。


RPXサービスは、BBIXの主軸事業であるInternet eXchange(以下「IX」)から発想された国際ローミングのトラフィック交換を可能にするモバイルローミングプラットフォームサービスです。世界中の携帯電話事業者の回線をBBIXのL2プラットフォーム上で相互に接続することにより、従来のIPX(IP eXchange)やGRX(GPRS Roaming exchange)サービスと比べて低遅延で高品質なトラフィック交換を可能にするため、データローミングサービスを利用する顧客の満足度向上に貢献します。


※L3プラットフォーム上で相互接続を行い、国際ローミングトラフィック交換を可能とするモバイルローミングプラットフォームサービス

■顧客へのさらなる価値の提供

RPXは、BBIXのL2プラットフォームを活用しながら、従来のIPXを迂回し、直接的かつ効率的にトラフィック交換を提供することで、データローミングサービスの新たなベンチマークを打ち立てます。SmartがRPXを導入することにより、Smartのお客さまはより低遅延で高品質なデータローミングサービスを利用できるようになります。


「BBIXとの協業は、ご契約のお客さまに最高のデータローミング体験を提供するという当社のコミットメントの証です。RPXは、速度と信頼性を向上させるだけではありません。私たちは、お客さまが国際ローミングサービスに期待できることを再定義しています。われわれは引き続きお客さまの成功にコミットしており、RPXの導入は国境を越えたシームレスな接続性を確保する上で極めて重要なステップです。さらに、RPXのL2アーキテクチャは、GRXをバイパスすることで、携帯事業者がこれまで以上に高速にデータローミングトラフィックを交換することを促進します。これにより、携帯事業者間でトラフィックを直接交換でき、通信の遅延が最小限に抑えられ、顧客に究極のデータローミング体験を提供します。また、GRXトラフィックをRPXにオフロードすることで、物理イーサネットポートインターフェースごとに定額料金を設定できるため、コストを大幅に削減できます」と、PLDT Enterprise第一副社長 兼 エンタープライズプロダクトマネジメント責任者のBenedict Patrick Alcosebaはコメントしています。


「SmartをRPXプラットフォームに統合することで、グローバルなデータローミングの新たなスタンダードを打ち立てます。このイニシアチブは、Smartの加入者の接続性を強化するだけでなく、効率的で費用対効果の高いデータ交換ソリューションを求める携帯事業者にとっての魅力となります」と、BBIX株式会社 専務取締役 兼 COO 福智 道一はコメントしています。


■データローミング環境の変革

また、この戦略的協業の一環として、2023年12月にPLDTがBBIXとのIX接続を100Gbに増速しました。これにより、BBIXとPLDTのシナジーがさらに強固になり、エンドユーザーにトップレベルのサービスを提供できるようになります。


PLDT Enterpriseは、包括的なデジタルおよび通信ソリューションの提供で長年にわたり高い評価を得ており、BBIXのIXサービスに関する専門知識と相まって、フィリピンおよび世界のデータローミング環境を変革しようとしています。


「BBIXとの画期的な協業により、サービス内容の強化だけでなく、国境を越えた接続性を変革します。私たちの共同の取り組みは、データローミングがより高速で信頼性が高くなるだけでなく、誰もがどこでもアクセスしやすくなる未来への道を開きます。PLDTとSmartでは、提供するエクスペリエンスを継続的に革新し、向上させることに尽力し、お客さまが世界のどこにいても常につながりを維持できるようにしていきます」と、PLDTおよびSmartの第一副社長 兼 エンタープライズおよび国際コアビジネス責任者であるMitch Locsinはコメントしています。





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